栄えある茨専1期、25歳勉学の向上心未だ冷めやらぬ最年長者でした。
実務経験
2年という条件があったため、一番若い人は20歳だったと思います。
その若い人達も皆さん会社生活を全うされました。

    「還暦も いつしか古稀も 後にして」

    「古稀過ぎて 正に光陰 矢の如し」

 先に山崎善弘さん(日立工場同期入社)が、壮絶な療養記を書かれましたが、加齢と共に健康の重要さを痛感しています。最年長者のため一足先に色々な経験をしていますので、少しでも会員の皆さんのお役に立てればと思い、恥を忍んで体験記を紹介します。

 私は50歳で早々と難聴になりましたが、最近相次いで今私と同年代の人のトラブルを耳にしています。同伴者の素早い対応処置により、幸いにして大事に至ることを未然に防止されています。発覚してから1週間以内であれば、病院で治癒が可能なようです。この1週間というのが非常に重要です。

 私の場合は、東京御茶ノ水の本社に単身赴任で勤務していたため、気が付くのが遅れました。どうもおかしいと思った時には、1ヶ月が経ち手遅れでした。東大病院でもあえなく見放されました。以来補聴器の世話になっていますが、健聴者には遠く及びません。

    「耳遠く 字幕頼りの ドラマかな」 (最近のTVは、字幕番組が増えた)

    「上さんと 力関係 逆転し」 (上さんは 干支はウサギで 地獄耳)

           前置きが長くなりましたが、表題記に入ります。

(1)     腰痛の巻

 平成163月突然腰痛に見舞われました。69歳のこの年まで、腰痛なんか他人事だと思っていました。寝ても立っても痛む、夜は眠られず何はともあれ病院に走りました。レントゲン撮影で調べたがよく分からない。ヘルニアではないらしい。低周波治療器で腰に電気的振動を与えるだけの治療、こんなで治るわけはないと思ったが、兎に角姿勢は正しくせよというだけ。ゴルフはドクターストップ、胡坐はだめで囲碁も出来なくなった。

挙句の果てに腰は一生治らないよとの恐喝まがい、病気を治すのが医者の仕事ではないのかよと頭に来て、この病院に行くのを止めた。

 程なくして会社のOB会で長野に旅行したが、マイナスイオンを発生するというトルマリン鉱石を扱っている販売所を見学する機会があった。腰痛、皮膚病(これは持病)にも効くというので、藁にもすがる思いで苦しんでいたので3万円ほどの衝動買い。風呂に入れるトルマリン詰め袋、枕カバー、シーツ、ペットボトルに入ったトルマリンと麦飯石などであるが、これらはずっと今も使っている。しかし残念ながら効果ははっきりせず、依然として腰痛が続く。

 悪戦苦闘しているときに、金沢のスーパーエコスで、電位治療器のキャンペーンを行っていることを知った。7000ボルトの高圧電界を発生させ、その中に身体を置き電気的刺激を与える治療器で、血液をサラサラにすることにより、頭痛、肩こり、不眠症、慢性便秘 に効くという。旧厚生省の認可機器であり、腰痛にも効き目があるという。キャンペーン期間は無料というので、2ヶ月間殆ど毎日通った。なかなかの盛況で、1日老若男女600人を超える人達が連日押しかけて来たのには驚いた。健康渇望は万人の願いか。

 約4ヶ月の長期にわたるキャンペーンの最後に売り出された機械は4種類ほどだったが、1番安いもので約40万円、高いものは100万円、それでも結構売れたらしい。2ヶ月間とはいえ集中的に器械に乗ったにも拘わらず、腰痛への効果は出なかった。器械を買って長く掛かれば腰痛も治ると押し売りされたが、ちょっと高すぎるので躊躇した。

 インターネットで「高圧電位治療器」を調べたところ、数社が製造販売していることが分かった。血液をサラサラにして成人病予防効果ありというのが魅力で、最終的にはノーベル賞の田中耕一さんがいる島津製作所製を買った。値段は業界で最も安く約20万円で、今もずっと使っている。しかし腰痛からは依然として解放されない。

 茨専1期機械の同じクラスに、水戸工業卒で電線工場勤務の平戸幹四郎さんがいる。定年後仙台で3年間鍼灸を勉強し、日立市で開業していることは聞いていたが、友人が薦めるので余り期待せずに行ってみた。彼は私の立ち居振舞いを一目見て、56回で治せると言う。腰痛は殆どが筋肉疲労からきているので、灸が効くのだという。約2ヶ月、6回の灸治療で、驚くなかれ腰痛は本当に完治したのである。平戸さんに払った治療費は全部でわずか10,000円、神様平戸様です。

     「お灸にて しつこい腰痛 今いずこ」

     「血液を サラサラにして ピンころり」

(2)     膝痛の巻

 腰痛から解放され30坪ほどの畑をいじりながら、囲碁、ゴルフを楽しむなどわが余生も軌道に乗ってきたかと思ったら、平成183月今度は強烈な膝痛に見舞われた。階段の昇り降りが苦痛となり、やはり腰痛のときと同じ整形外科に駆けつけた。レントゲン撮影の結果「変形性膝関節症」の診断でした。

 治療は、極短波治療器によるマイクロ波の照射とマッサージ、かなりの期間通ったが、痛みは全く取れず。腰痛のときと同じく、又も泥沼に足を踏み入れた感じとなってしまった。歩けないためゴルフは勿論正座が出来ないため囲碁も中断、暗中模索の日が続く。

歩いたほうがいいというだけで、例によって整形外科からは適切なアドバイスも得られないので、健康雑誌に載っていた体操で、毎日根気よく体を動かしていました。腰痛を治してくれたお灸の神様にも今回はそっぽを向かれました。

 そうこうしている時に平成1867日のNHK「ためしてガッテン」で、変形性膝関節症の対症療法として軟骨再生に有効な体操の紹介があり、それ以来回復に望みをかけ朝夕210分間程の脚上げ体操を続けています。

 これより少し前たまたまスーパーの薬局に行った時、膝関節症に効くという健康サプリメントが目に入りました。ビタミンB1補給で体質改善という能書きに飛びついてしまいました。取り敢えず1ヶ月程(1ビン約3,000円)飲んでみました。効果の程はよく分からなかったが、続けて飲むことにしました。ところが1週間ほどして、脚の腿の所に内出血のような赤い斑点ができました。おかしいな、ぶっつけた覚えもないなと不審に思っていたら、今度は右手首の所に黒い痣のようなシミが2箇所出てきました。血圧は、130/80から145/95に上がりました。健康サプリへの不信感がつのり、薬を買った店に行ったら、

先例があるのか即カネを返してくれました。ナトリュウムをかなり含んでいるので血圧が上がることがあると言う。そう言えば脚の腿の斑点は、血圧が上がって内出血したようだ。店の薬剤師は、詳しくはメーカーと連絡を取ってすぐ報告するというので待っていたら、1時間ほどして自宅に電話がきました。一流薬品メーカーの営業マンが言うのには、今回の不具合は当社の薬とは全く関係がないと突っぱねてきました。

 錠剤を飲むのを止めたら、1週間ほどして皮膚の斑点が消え、血圧もほぼ正常に戻りました。行きつけの病院で先生に話したら、投書すべき不祥事だと言われました。煩わしいのと、1文の得にもなるわけもないので訴える事はしていません。この種のサプリメントは、人によっては効くのかも知れず、一概には言えないのかも知れませんが、私は金輪際止めることにしました。

 健康サプリは連日新聞に広告が満載されており、手ごろな値段のためついついその気にさせられてしまいますが、皆さんこんな経験はありませんか。年をとるとつい薬に手を出してしまいますが、副作用のない薬はないのでご注意を。

皆さんの益々のご健康とご活躍を心からお祈りいたします。

最後に昨年11月、会社OB会で山形に旅行したときの1句をご紹介します。

  「山寺は 我が身の秋の 紅葉かな 真っ赤に燃えて 落ちて悔いなし」

                                              以上

                 次回は東海林 昭 さんにお願いしてあります。

関節症余話

1期 機械 蜂谷 武雄