“シルクロードの旅”   茨専4期機械 藤田 功

20079月、“シルクロードの旅”に参加した。山の同好会リーダーであるK氏の「山登り50周年記念行事」の一つとして計画されたもので、山の仲間20人のツアーを組んでもらった。東京のN山岳会から4人、大分の医師ご夫妻も参加してくれた。

13年及び14年前に仕事で行って、垣間見た中国とは全然違った、歴史、文化、自然のスケールの大きさを目の当たりにした感がする。

 

1、日程、コース

成田(2007.09.04)〜上海〜西安〜敦煌〜ウルムチ〜トルファン〜ウルムチ〜

カシュガル〜ウルムチ経由北京〜上海〜成田(2007.09.14)

 中国は、東西で約3時間の時間差(米国と同じ)があるが、時刻は北京時間に一本

 添付図−1 シルクロード中国区間全図 参照

2、主な観光地

・<西安>;兵馬俑坑(世界遺産)、秦始皇帝陵(世界遺産)、西安碑林博物館、

大雁塔、華清池

・<敦煌>;莫高窟(世界遺産)、鳴沙山、月牙泉、敦煌城

・<ウルムチ>;新疆ウイグル自治区博物館(ローラン美女のミーラー)

・<トルファン>:火焔山、ベゼクリク千仏洞、カレーズ、ウイグル族の民族舞踊、高昌故城、光河故城

・<カシュガル>;エイティガール寺院、香妃墓、職人街、バザール、カラクリ湖

・<北京>;天安門(世界遺産)、故宮(世界遺産)

上記の様に盛り沢山で、体力も必要。世界遺産が5つある。

      兵馬俑坑

 

3、中国の歴史

シルクロードの歴史はBC221AC220までの秦、漢の時代、そして、AC220〜の三国志の時代を経てAC618〜唐の玄奘三蔵の時代になっていく。

中国は紀元前5000年頃からの長い歴史に残る数々の英雄、暴君、文化人たち、そして、民族の興亡があった。

現在の中国政府は、民族区域自治という少数民族政策を取っている。国民を、漢族と55の「少数民族」とに区分し、その民族ごとに集住地域を「区域自治」の領域と指定している。そこでは「民族の文化・言語を使用する権利」「一定の財産の管理権」「一定規模の警察・民兵舞台の組織権」「組織内で通用する単行法令の制定権」などを認めている。このような自治区が新疆ウイグル自治区、チベットなど5つある。

<新疆ウイグル自治区>1950年ごろ漢族を中心とする新疆生産建設兵団を大量に入植させた。そして当初人口7%だった漢族が1991年には40%になり、自治の主体たるはずのウイグル族は少数派に転落しつつある。その結果、分離独立運動も高まっている。しかし、石油資源などが豊富なこの地を、中国政府は武力を背景に分離独立を許さないかまえである。----以上;フリー百科事典『ウィキペディア』より

 

 

 

4、10余年前との変化

 10年以上前に、仕事で行って中国を垣間見た。あの時代は自転車の洪水であった(今は、車の洪水)。また、上海のあちらこちらに高層ビルや高速道路の建設ラッシュで、人力作戦と思われるような、多くの人々が建設に携わっていたように見えた。そして、二桁の成長を続けてきた21世紀の中国を目の当たりにした。

上海空港ではリニアーモータカーの駅を見に行った。上海の甫東と空港を結ぶ約10km(?)の最新鋭(欧州製)の線路である。

 

5、雑感

@     シルクロードの旅は、気楽な観光気分ではいけない。体力も必要である。(食事、気候など)

A     カシュガルから210km崑崙山脈の西端カラクリ湖付近は7700m級の山々が聳え立っている。チョモランマ(エベレスト山)、シシャパンマ峰に次ぐ世界で3番目に高い山、コングール山(7719m)、そして、雪山の父と言われるムスターグ山が見られる。なお、中国では5,000m以下の山は全て雪山で各々の山の名はない由。

B     ウルムチ(ウルグイ地区の首都)からトルファンへのバスの旅で600台の風車(風力発電12万kWとか)の間を移動した。壮観である。

C     ホテルのビールは20元(約300円)、ホテルの傍の店で買うと3元で人を見て値段が決まるようである。

D     敦煌、鳴沙山の駱駝(ラクダ)と砂漠は平山郁夫の日本画の風景そのものである。

E     食事は油で炒めたものばかりである。海鮮料理は期待出来ない。

F     歴史、自然、文化において偉大な中国を垣間見た感がする。

        カラクリ湖

 

                                   以上